Amazon EFSでは、ファイルシステムに対する読み取り・書き込み性能(パフォーマンス)をユーザーが調整できます。パフォーマンスの設定には、ファイルシステム作成時にのみ設定する「パフォーマンスモード」と、運用中に変更が可能な「スループットモード」があります。
パフォーマンスモードではファイルシステムの基本的な性能を設定し、スループットモードでは秒間の転送容量(GB/秒)を調整して一時的な高負荷に対応することができます。
スループットモードには以下の2つがあります:
– バーストスループットモード … ストレージの容量に従ってベースライン性能(基本性能)が設定され、一時的に負荷が高くなった場合はベースライン性能の2倍まで性能向上できる
– プロビジョンドスループットモード … ユーザーが予約した(provisioned)性能をAWSが保証してスループットを提供する
バーストスループットモードのベースライン性能はストレージの容量によって設定されるため、データ量が多ければ多いほど高いスループットを得ることができます。逆に、データ量は少ないがアクセス頻度の多いようなケースではバーストスループットモードでは性能要件を満たせない場合があります。その場合はプロビジョンドスループットモードに設定することで最適な性能を得ることができます。
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